2016年01月08日

伸びる寿命・・。


昨年、近々のテーマは、
「家は社会保険と同じ=支払ってのち住み続けられる家=長持ちする家とは」を予定しています・・と書きましたが、最近は人の寿命が延びると当時に、家の寿命も延びています。ついでに、「定年」も伸びています。そのためか、昭和の時代は25年ローンが一般的でしたが、今では35年ローンが普通です。


健康な状態で生活できる健康寿命は、男女平均で76才。
平均寿命は、同83才です。男性の方が平均より短く、女性の方が平均よりも長いです。

16-0108.gif住宅も品質がよくなり、ローンが払い終える築35年程度は十分に住めます。
右の図は、その関係を表したものですが、仮に35才で住宅を取得すると、70才までは問題なく住めますし、そのあと10〜15年住むのは、それなりのメンテ費用はかかるにしても、住むこと自体に全く問題はありません。

でも、自分の一生を想像するなんて、そもそもが不可能なことです。
 家を建てる、買う・・と言ったって、目先のことで精一杯なのが当たり前です。
 とはいいつつこの長寿社会、上の「家は社会保険と同じ=支払ってのち住み続けられる家=長持ちする家とは」を少しだけ目配りして計画を考えてみるのも良いでしょう。
 といっても難しいことではありません。
 人間でいう「いつまでも健康体を維持する」と同じで、これわ家に置き換えると「メンテのかからない家」というのを目指せば良いのかもしれません。

次回から、メンテのかからない間取り、屋根、仕上げ材等々から見てみたいと思います。

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2015年04月08日

東京の異変!(日本で一番寝苦しい都市になる可能性を秘めている)


昨日、東京に行ってきました。
すでに多くの桜は散っていましたが、私のいる関西ではまだ散り始めです。
今年の桜の開花は、東京が一番でした。(小都市では別として)
このような傾向はここ2.3年はあったように記憶しています。

桜は西から咲いていくのじゃ無かったの??

そう。

東京で異変が起こっています。

どうして、東京の方が開花が早いのだろう。たしか、あるときからの気温が400℃になったときに開花する、と聞いたことがありますが、それは東京の気温が高くなったせい??」と思い、調べてみました。

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相当以前にブログでも取り上げましたし、拙著「断熱と気密」の本でも取り上げていますが、わかりやすい比較として「熱帯夜となる8月の最低気温(平均)」を調べてみたのが上の図です。図の橙色が8月の最低気温(平均)が25℃を超えた年を表しています。

2010年〜2014年の8月の最低気温(平均)は、鹿児島は別としても、大阪の次に高くなっています。南国と言われる高知、和歌山よりも高いです。しかも、大阪の26.1℃に対して、東京はこの5年の平均は25.7℃で、いつも暑い大阪と言われている大阪とわずか0.4℃の差になってしまいました。
25℃を超えれば熱帯夜ですから、東京はすでに平均的に熱帯夜の夏に入っています。

8月の最低気温(平均)が25℃を超えてた年を数えてみると、東京は2000年から2009年までは10年間で3回しか25℃を超える年が無かったのに、2010年からの5年間ですでに3回も超えた年があります。

つまり、東京の夏は確実に暑くなっているのです。
「桜が咲いた。一番早い。バンザ〜イ!」なんて言っている場合ではありません。

たぶん、東京オリンピックが開かれる頃には、日本で一番寝苦しい都市になっている可能性が高いですよ。

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2015年02月06日

点検の・・心がけ??


前回、「たまには点検しろ〜ぃ!」という話をしましたが、でも、今の住宅はそんなにたくさんの点検など実際には必要ありません。
せいぜい2点だけです。

■外壁の点検−1
要はひび割れ。
外壁がモルタルの場合は、モルタルがひび割れを起こしていないかどうか。外壁モルタルとサッシとの間に大きな隙間が出来ていないか。
外壁がサイディングの場合は、シーリングがひび割れや亀裂が発生していないか。
このうち、モルタルは外壁が均一なので比較的目に付きやすいのですが、シーリング劣化に気がつく人はほとんどいないと思います。というよりも、そんなこと気にも留めていない、と言う人の方が多いのでは無いでしょうか。
でも、下のような状態になっているとシーリング部分から雨が壁の中に入るリスクが高くなります。
また、人様の家をみても、モルタルのひび割れは目に付くものの、シーリングの劣化は目立ちにくいですね。でも今で外壁にサイディングを使う比率の方が多くなっています。
人知れず、メンテ不良で壁の中に雨が侵入している家もあると思いますよ。

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■床下の点検
まぁ。ちらっとのぞいて!!
これもせいぜい5年に一回で良いのですが、シロアリ被害が出ていないか。床下の木材が腐っていないか・・だけです。床下全域を見ろ・・なんて言いませんから、たまには床下点検口をめくってちらっとのぞくだけでもしてみましょう。

それ以外は点検すると行っても現実には出来ません。何らかの症状が出で初めて気がつく、というケースがほとんどですから、後は下のメンテ・スケジュールで塗り替えや機器交換の準備を忘れずに(要はお金の心づもり)・・と言うことでしょうか。

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■メンテをほったらかして、雨漏りしたら・・
メンテをほったらかしていたら、知らず知らずの間に雨漏りしていた。壁から染みのようなものが出てきたので雨漏りに気づいた。なんてことも実際には多いでしょう。
でもご心配なく。突然の出費は痛いですが、雨漏りで腐った木材も、壁の一部も部分的に取り替えれば大丈夫ですから、ダメージが残る雨漏り被害はそうそう多くはありません。
シロアリ被害も同様で、決定的ダメージにいたるケースは少ないです。
注:比較的新しく建てた家という前提です。古い家では被害が拡散していく例も多いです。

でもまぁ。そうはいってもキチンと点検をしておくにこしたことはありません。

■人の寿命と健康診断
建物の寿命は、人の寿命に似ています。
食生活の改善や医療の進歩で人の寿命は飛躍的に伸びました。
建物の寿命も似ていて、建材や工法の進化で、何もしなくても建物の寿命は延びています。
そして、人間の病気も比較的すぐ直せるようになったように、建物の雨漏り等々も比較的軽微に終わることが多いのですが、それでも、たまには健康診断ぐらいしろよ!!

そんな気分で点検を心がけると良いでしょうね。
いずれにしても大げさには考える必要は無いが、たまには見てみようというスタンスです。



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2015年02月03日

たまには点検しろ〜ぃ!


時々築年数の経った家を訪れることがあります。
「このサイディングの継ぎ目にあるシーリングが劣化して、ひび割れが起こっていますよ。強い雨が当たるとこの隙間から建物の中に水が入りますよ」といっても、ぼんやりした顔で聞いています。

これから建てる家でも、「土台は桧が良いのでしょうか、シロアリ駆除剤は散布した方が良いんでしょうか」とご質問が行き交います。
そういう場合、あまりに迷っている方には「そんなことあれこれ考えるぐらいなら、床下点検しろ。しかし、誰もそんな面倒なことはしないから、のぞくだけで簡単に点検できる床下点検口を作っておけ」と返事します。(下の写真は白蟻被害の床下木材)

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雨漏りはなかなか起こらないとわからないのですが、シーリングの劣化やシロアリなどは、建物を点検していれば容易に気がつきます。外壁や屋根の劣化も同様です。
ところが、最近の人は、親からの伝承が無いのか、育児ノイローゼと同じで、マニュアルやネット情報からしか学べない。
私の書いているホームページも、建てる際のチェックリストは豊富でも、建てた後の事はほとんど書いていません。
のど元過ぎれば熱さ忘れる、の例え通り、建ててしまうとメンテや点検のことなどすっかり忘れてしまいます。
まぁ、人間なのでそれはそれで良いのですが、ほとんどの人に抜けている視線が「点検」という視点です。
物選びは一生懸命勉強しても、そうそうメンテナンスフリーの代物などありません。建物に「点検」は不可欠ですよ・・。ご自身の建物を長持ちさせたいのなら・・・ね!!
建てるときから、「たまには点検する」という視点は持っておくべきでしょうねぇ。

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2015年01月23日

住宅の20年(性能は大きく変化)2


前回はやや抽象的に、性能は良くなったよ・・・とだけ説明しましたが、実際にはどの程度変わったのでしょうか。

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1995年直後と2010年前後の時期、を主観的ですが私なりに比較していますが、上の図のように大きく変わっています。
右側の2段は、大手ハウスメーカーと、一般的な建売住宅との比較ですが、
■耐震性は、大手ハウスメーカーでは、もとも等級1〜2といった程度のものが、等級3になりましたし、一番の住宅会社でも平均的には等級2前後のレベルになっています。

■省エネの度合いも、大手ハウスメーカーでも新省エネ(等級3)程度だったのが、次世代省エネまで上がっています。一般の住宅会社も1ランク上がっています。

■耐久性もそれぞれ1ランク上がり、全体として性能の底上げがありました。

■現在の耐震性基準は、阪神大震災の1.4倍(ニュース)
今日、新聞にE-ディフェンスで鉄筋コンクリート造の実物大実験がおこなわれ、現在の構造基準で建てた建物(対象は鉄筋コンクリート造)は、阪神大震災の地震の1.4倍の地震にも耐えられる、というニュースが載っていました。

木造住宅で言うと、筋交いなどの耐力壁のバランス規定、基礎の配筋規定、耐震金物の規定等々が新たに設けられ、耐力壁の多さそのものは変わらないのですが、細部規定が設けられたおかげで、木造住宅でもこのニュース同様に、当時の1.4倍程度の耐震性はあると思っています。
そうすると基準法通り作られたていものですらそうなのですから、耐震等級2とか3レベルで建てたてた建物はそうそう地震に対しては心配する必要はありませんね。
逆に言うと、中古住宅を買うのなら、2010年前後以降の住宅は性能的にも向上しており、安心してかえる住宅とも言えます。(注:もう少し待たないと値段もこなれないと思いますが、少なくとも2000年以前の建物よりも性能的には良い建物が多いということがいえます)

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2015年01月20日

住宅の20年(性能は大きく変化)


今月17日は、「阪神淡路大震災」からちょうど20年なので、私の住む地方では新聞やTVでそのニュースが流されていました。私の家も阪神大震災を契機に建て替えたのですが、住宅の20年はどのように変わったのでしょうか。

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■最初は浸透しなかった
大きな流れで言うと上の図のようになっています。
大地震の5年後の200年。「性能表示制度」や「10年保証」そして、「構造規定の大改正」がおこなわれましたが、あくまでもメリットの伴わない制度で、検査もありませんでしたから、それほど浸透しませんでした。2005年頃でも構造規定が変わったことを知らない業者もいたものです。

■3つの制度で動き出す
ところが、2008年から2010年にかけて、「長期優良住宅制度」「かし保険制度」「住宅エコポイント制度」が相次いで新設されました。
ご承知のように、「長期優良住宅制度」と「住宅エコポイント」は、建築主にも税制優遇や還元金などメリットがある制度です。
かし保険」制度は、200年の「10年保証」が実効性があるようにした制度で、「工事の仕様規定」が設けられ、かつ、個々の建物に対して「配筋検査」が義務づけられました。

その結果、2000年の「性能表示制度」だけでは浸透しなかった仕様が、この3つの制度のおかげで劇的に浸透するようになりました。
要は、住宅エコポイントのようにお金がかえってくるなら、長期優良住宅のように税金の優遇が受けられるのならと、結構多くの方が申し込みをされました。それはとりもなおさず、売り側、建てる側の勉強を促したのです。
そして、かし保険の「配筋検査」のおかげで、「自己流の変な工事」をしている業者も減っていきました。

■建物性能の高性能化
その結果、全体としては耐震性の向上。断熱性能の向上。耐久性の仕様も向上しました。全体として建物性能が上がっています。
平均的にはいまでは、大手であれば耐震性、耐久性、断熱性は全て最高レベルが当たり前。大手建売系でも、耐震等級2。耐久性と断熱性能は最高レベルというのが標準仕様だとして販売している会社も多いです。
また、2005年頃には構造規定が変わったことも知らずに、耐震金物の計算も出来ない業者、設計者もいましたが、今ではそういう業者を探すのも難しくなりましたし、基礎工事で変な配筋をする業者は無くなりました。

いいかえると、3つの制度。その中の建築主にメリットがある2つの制度は普及も早く、建物の性能を高めることに大きく貢献しました。そして、検査など実効性のある制度も不良施工をなくす大きな要素になりました。
だから、10年前と比べても今の住宅の質は良くなっていますし、20年前と比べれば格段に良くなっています。

もっとも、売り側、建てる側の質(販売姿勢や監理姿勢といったモラル面)がどうなのかは、別の話ですよ!!

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2014年12月08日

現場言葉(身内言葉)


とりあえず。とりあえず。」
さて・・・!!
この言葉、どう解釈していいもんやら・・。と書きましたが、言葉づかいには表向きの言葉と内用の言葉があります。
ある取引先に急ぐ同僚達が、交通事故に巻き込まれた。遅れそうだ。
そうすると「やばいなぁ〜」なんて言う場面もあるでしょう。
あるいは大急ぎで仕事を仕上げているとき、ついつい同僚から「とりあえず間に合わせろ」なんて檄が飛ぶかも知りません。
現場言葉って、実はこのような場面で使うことが多いのです。
面と向かって、お客様に遅れそうだ・・と報告するのに、「やばいっす」なんて言葉は使いませんね。
仕事がギリギリ間に合いそうなときに、お客さんに対して「とりあえず」なんて言葉も使いません。

14-1208.jpg要は気の置けない同僚達との会話の中で、このような言葉がふんだんに使われます。
たわいのない言葉なのですが、そういう言葉がちらっと流れてくると、聞いている方が取引先の人間であれば、とても平常心ではいられません。
ウチの仕事をいい加減に扱うなょ・・・」
でも、誰でもだいたい仲間内で丁寧語なんて使いませんね。だからあまり現場言葉に一喜一憂しないことですね。


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