エアコンに配置には、基本的な原則があります。
それは、部屋の長手方向に風が流れるように配置すること。
とはいっても、6帖程度の部屋であれば、特に向きを気にする必要は全くありませんが、10帖以上、特に10数帖といった大きな空間になると、エアコンの取り付け向きによって冷暖房効率が大きく変わっていきます。
ここでいう冷暖房効率とは、早く、均等にエアコンが効くのか・・と言う点です。
より正確には、冷える時間、暖かくなる時間に差が出ると言うことですし、冷やすことが出来る面積、暖かくすることが出来る面積にも関わってきます。

右の図で説明しましょう。
間取りはリビング、ダイニングを中心として、上に独立型のキッチン。そして、左隣に和室が連結しています。この場合エアコンを置くには【A】の位置がよいのでしょうか、【B】の位置がよいのでしょうか。
その前に、エアコンで覚えておかなければならないことがあります。それは、『冷気、暖気は風によって運ばれる』ということです。そして、
1.風は直進する。(曲がったりなんかしてくれませんね)
2.エアコンのスイング機能は、左右45°程度までしか効かない。(風が送れない)という2点です。
そのために、大きな空間を出来る限り1台のエアコンで済まそうと考えると、エアコンの位置は【A】の位置であれば、ゆっくりとですが和室までエアコンの風を行き届かせることが出来ます。
しかし、【B】の位置であれば、エアコンの風は左右45度前後にしか行かない、風は曲がってくれない、と言うことを考えると、和室やあるいはエアコンの右側のダイニングの隅に風が行き渡るには、【A】よりもはるかに時間がかかってしまいます。また、均一に冷えるかと言うとはなはだ難しいところがあります。
このように、大きな部屋のエアコンの配置を考えるときは、風の流れ(風向)を考えて配置することが基本的なポイントになってきます。
風はっますぐに進む、曲がってくれない。冷気、暖気は風が運んでくれる。だからエアコンの配置には、風向に気を付けよう・・ということですね。

わが家はリビングと寝室を兼ねて大きな部屋を取っています。最初は冷房の効きが心配だったので、【D】の位置にも補助的なエアコンを付けていたのですが、今では、
熱帯夜という言われる夜だけですが【C】の位置のエアコンだけで全てをまかなっています。(実長さ約12m)
ただ、上に書いたような風が直行する配置ではないため、夜でも全体が冷えるには、少し時間がかかってしまいますね。(注:Dのエアコンは能力が小さいために、今は使っていません)
■補足
一般的なルームエアコンの風の到達距離は7〜8m程度と言われています。7〜8mとは、上の図のリビングの端までの距離に近いです。(あるいは8帖の続き間の端から端まで)
でも、わが家の例のように、エアコンの向きが変則的であっても、長さが非常に長くても、夜であれば、十分に冷えますが、真夏の真っ昼間の時間帯では、このエアコン配置で空間全体を冷やすことには無理があります。
なお、「160°ワイド気流」といった表現で、幅広く風を送れる機能の付いたエアコンもありますが、少し割り引いて考えておいた方が良いかも知れません。
なぜなら、直線的に連続運転をするのと、スイング送風を比較すると、スイングの場合は、扇風機を考えればよく分かりますが、全角度(160°)に風を送っている関係上、ある一つの位置にエアコン運転の風が来るのはわずかな時間です。そのため、冷える早さは必然的に直線的に連続運転をしている方が早く効いてきますね。
また、一部のエアコンでは、「ジェット気流」といった表現で15m程度まで風を飛ばせるエアコンも発売されていますが、風速は必然的に早くなります。暖房運転時は、暖気流が足下を這いますから、どちらかというと、風が部屋の上を駆け抜ける冷房に向いた機能です。
やはり、効率の高さはエアコンの配置を長手方向に向けることが一番ですね。
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posted by WM.Hori at 09:32|
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