2016年05月24日

弁護士にとってありがたくない仕事


前回は、「浮気の仲裁なんて、弁護士からすれば、やらずぼったくりに近い仕事だ」と書きました。
あまり、弁護士さんを揶揄中傷してはいけないので、その逆も紹介しておきましょう。

それは、建築紛争は、弁護士にとって「ありがたくない仕事」なのです。

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上の図は裁判所がまとめた平成16年の第一審(地方裁判所)での、各事件の審理期間です。
いろんな事件の約6割は、審理期間半年程度でカタがつきます。
ところが、建築紛争と医療事故、公害訴訟だけは、平均審理期間が2年程度と突出しているのです。

私も30件近い建築紛争に関わってきましたが、次のような傾向にあります。
それは、
相手が非を認め、比較的良心的な気持ちを持っている相手は、比較的早い段階(約1年程度)で和解になります。
反対に相手が非を認めず、徹底抗戦してきたときは2年以上かかります。

全社は、案件の3割程度、後者は6〜7割程度の割合ですね。

弁護士報酬というのは、基本的には損害額に応じて決めている場合が多く、紛争の対象額が同じなら、審理期間のかかる建築紛争って、おいしくない仕事なんですね。
ですから、とある地方県でしたが、ある方が建築紛争の弁護をしてもらおうと複数の弁護士に当たったのですが、その県で当たってみた弁護士は一様に、「弁護料は100万円かかるよ」と言われ、体よくはじき返されたそうです。

まぁ、これも損得勘定だけで動くあくどい弁護士連中・・と言えますが、いずれにしても建築紛争なんて、弁護士も裁判所もありがたくない仕事なのでしょう・・。
たぶん、裁判官も、建築紛争が回ってきただけで、「こりゃあ、早くて1年長くて3年。私の任期中にまとまるかどうか・・」なんて考えているのかもしれません。
(注:裁判官は概ね3年程度で任地が替わります。転勤です。)

まぁ世の中。楽な仕事とありがたくない仕事がミックスされてほどよい仕事加減なのでしょうが・・。


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2016年05月22日

弁護士、やらずぼったくり


今日も少しだけ余談です。

私の遠い知人が、浮気をしました。
家庭内がうまくいかず、相手とネットで知り合ったようです。
そうこうしているうちに、相手の旦那に浮気がバレ、慰謝料300万円支払えと言う内容証明が届きました。

さて、どうにかしなければなりません。
仕方なく弁護士に交渉してもらい、慰謝料は50万円の支払いで手打ちとなったのですが、そのときの弁護士費用がアホのように高かった!
うそだろう。その弁護士、ぼったくりとちゃうか」と思って調べてみると、相場の金額を請求されただけだったのです。

その金額とは、着手金21万6000円。報酬は経済的利益(減額分)の17.28%で、250万円減額となったので、250万円x17.28%=43万2000円。
なんと、慰謝料は50万円ですんだものの、弁護士費用は64万8000円・・・!!

ちょっとした浮気が、呆れるほど高い代償です。

それにしても、こういう場合の慰謝料の相場というものがあって、ネットで調べると、相手の夫婦関係に影響が無ければ50から100万円が相場。相手が別居になっていると100から200万円。離婚していると200から300万円らしいです・・ょ!!


・・・・

ということは、実は浮気の慰謝料請求なんて、弁護士仲間の間では「出来レース」なんですね。
訴える側には、「せめて300円請求しましょう」と説明して300万円の内容証明を送り、双方の弁護士が電話で協議して「まぁ、別居もしていないようなので50から100万円が相場ですね」と「先生同士」の相場勘定で、「50万円で交渉できました」なんて説明して、「はい。250万円減額しましたからね〜」などと恩着せがましく報酬料金を説明しているんでしょうね。

この騒動を見て思いました。
浮気の処理は弁護士にとって、せいぜい1.2回、相手の弁護士と電話でやりとりするだけで解決する、おいしい、おいしい仕事のようですょ。

弁護士、やらずぼったくりと書いたのはなぜか!!
「浮気の相手には腹が立つ」と慰謝料800万円を請求し、しかし相手の弁護士から、「まぁ、まぁ、相場は100万円程度ですよ。裁判をしても800万円の慰謝料は通りませんよ」と説得されると、何もやらずに700万円も減額したことになるのです。そうすると報酬額はなんと約120万円。
「あ〜ぁ。ウチの弁護士先生ががんばったから700万円も値引きしてもらえたんだ」なんて思っていたらお人好しも、お人好し。単に相場の金額で妥結させたに過ぎません。


双方の弁護士が相場を知っての出来レース。
ホントどうでも良いお話でした。


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2014年10月14日

往生際


往生際・・追いつめられてあきらめる時。また,その時の決断力や態度。

裁判になると、相手の『往生際』が如実に表れます。
簡単に言うと、抵抗の度合いです。
そして、それは裁判の長さに表れます。

■往生際の良い相手は建った1割
私が関わった裁判の中で、往生際の良かった相手は2社だけです。裁判を起こしてほぼ1年程度で和解しましたが、それ以外は、常識的な知識があれば負けるのがわかるはずなのに、抵抗してきます。
裁判では「反論」という形です。普通の抵抗で2〜3年。長いものだとそれ以上かかります。

■反論は受け付けざるを得ない裁判官
裁判は、基本的に反論する権利があるので、同じ趣旨の反論は何度も出来ませんが、違う角度の反論は裁判所も受け付けざるを得ません。こちらはその反論をせざるを得ません。そうなると、角度を変え、有りとあらゆる反論を重ねる業者がいます。方法として争点をぼやかすときにも使うようです。

■弁護士は依頼者に引導を渡さない
そして、相手側弁護士も、自分の依頼人の弁護に延々とつきあいます。
「あんたなぉ〜。これどう考えてもあんたの負けやで・・。もう諦めたら〜」なんて助言を相手の弁護士が相手にしてくれることなどありません。

そう考えると実は弁護士という職業も他力本願。いわゆる依頼人次第です。
依頼人がしつこく抵抗すれば、その弁護士は「相手の提出した証拠を見ると、もうやってもダメですよ〜」なんて言いませんから、相手の反論につきあい続けます。

■立場変えればあなたの弁護士
弁護士稼業って正義など存在しない、悪いやつでも悪いやつの弁護をする因果な商売です。
だから、あるときは欠陥被害を受けたあなたの弁護人・・・。
あるときは欠陥被害を与えた相手の弁護人・・。
考えようによっては、立場立場で、心の入れ替えが出来る変な人たちです。

■栽培は相手の往生際しだい
そして、裁判では往生際の悪い相手ほど、裁判は長引き始末が悪いです。
それは、裁判を提訴されたほとんどの業者に言えますね〜。

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2014年10月10日

いろんな気質の弁護士


今まで紹介してきたように弁護士にも、いろんな気質の弁護士がいます。

勝っているのに、負けていますという報告しか出来ない弁護士さんもいました。
建築紛争などが初めてなのでしょうか。損害額130万円に対して、裁判所が提示した和解案が100万円少し。満額には届かないのですが、まぁまぁの数字です。でも、その中に弁護士費用が含まれていませんから、実質的な手取りはもう少し下がりますから、それを負けています・・と説明したのでしょうか。

この話の冒頭に話をしたように、弁護士と言っても結局その人の性格、気質で勝ち負けは大きく変わります。
つまり、頭の良さなど関係ありません。みんな頭が良いのですから・・!

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■問題と向き合ってくれるかどうか
そして、いろんな弁護士さんと会うにつけ感じることは、裁判の勝ち負けはその弁護士さんの性格、気質によるものが多いのですが、それでも『どれだけ問題意識を持ってくれるかどうか』にかかっています。
いかにその問題に向き合ってくれるのか、おざなりで通り一遍の弁護活動でお茶を濁すのか・・。
こればかりは、一つの仕事を通して見るしかありませんね。

■弁護士の見分け方
だから、正直な話をすると・・良い弁護士の見分け方などありません・・というよりも、たった1.2回の面談でその人の性格や気質を知ることは不可能です。いろんな弁護士さんに会えば合うほどそう感じます。一つの仕事を通じて、やっとその人の気質や性格がわかります。

でも、もう少し建築士に相談すれば裁判が有利になる助言が得られるのに・・と思う弁護士さんもかなりいます。上の表の下2段のタイプの弁護士ですね。人と協調することになれていない。俺一人で出来るんだと独善的な思いにとらわれている弁護士さんでしょうか。(もっとも建築士も裁判になれていないので、一概に言えませんが)

次回は、裁判から見えてくる勝ち負けの方程式。
裁判の勝ち負けには、『こちらの気質 VS 相手の気質』という方程式があるようです。裁判に勝つか負けるかは、こちらの弁護士気質もさることながら、相手の弁護士気質も大きな影響を与えます。次回のその当たりのお話を・・。

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2014年10月03日

開き直る弁護士


前回「地裁でボロ負けしてしまった」と書きましたが、少しわかりにくかったですね。
ボロ負けしたとは、裁判で自分の言い分(言いたいこと、主張)を十分に裁判官に伝えることが出来ず、結果として相手の言い分だけが採用され、裁判で負けてしまった・・と言う意味です。


さて今回は、弁護士が自分のミスを隠すために、依頼者に開き直り、自ら裁判から手を引いた話です。

山本さん(仮称)は、工事途中におかしな工事に気づき、施工者に説明を求めました。
ところが施工者は十分に説明をしないまま押し問答となり、あげく、契約解除を申し出てきました。
その後山本さんは、施工者とよりを戻そうとしましたが、相手は聞く耳を持たず、施工者は未払いの工事代金の支払いを求めて裁判に訴えました。(工事途中ですが、出来高を考えると、未払い金がある・・という請求です)

当然、山本さんは、工事に問題があるのだから、それを直すのに○○万円かかるから、請求されている未払いの代金は支払えないと反論します。そのときの問題点はAとBとCです。
ところが、以前から気になっていたDという問題点はそのとき問題点として挙げられていませんでした。

裁判の中盤になっていましたが、以前から「どうしてDの問題点は挙げないのですか」と説明を求めても、一緒に参加している建築士ともども、要領の得ない説明に終始します。
仕方が無いので、山本さんは、私にあらためてDと言う問題が問題施工かどうかを尋ねてきました。
自分は問題だと思うが、間違った判断をしているかもしれないので、専門家の意見を聞こうとしたのです。

14-1003.gif私の判定は、「Dの問題は他の3つの問題よりも明確な法令違反だ」というものでした。
それを受けて山本さんは、改めて弁護士に、「Dの問題も問題点として取り上げて欲しい」と求めました。
それ以外にも、多少、山本さんと弁護士の間で医師の疎通がうまくいっていなかった部分もあったようなのですが、その弁護士は突然「貴殿とは信頼関係が築けないので、弁護を下りる」と一方的に通告してきました。そして、一方的に辞任届を裁判所にも提出したのです。

私の意見書では、「Dの問題は、専門的な分野の問題なので気づくのが遅かったのとしてもやむを得ない」とわざわざフォローする文面まで書いているのに、自分が今まで取り上げなかったことを誤るわけでは無く、むしろ、「信頼関係が崩れた」と一方的に相手のせいにするような文面を投げつけて逃げてしまったのです。

私の推測ですが、この弁護士が一方的に弁護を断ったのは、自分自身の面子の問題だろうと思っています。今まで、四の五の言って問題では無いから取り上げない・・と説明してきたものを明確に問題施工だという資料を突きつけられて、自分の面子が立たなくなったからではないかと思います。あるいは裁判所に、今更新たな問題点など挙げられない・・とい弁護士としての面子でしょうか。
人は往々にして、自分の面子が立たないときに、このような感情的で一方的な行動を起こします。

二束三文の弁護士の面子で、弁護から手を引いた情けない弁護士です。




結局、弁護士の仕事って、
なにをさておいても、依頼人が有利になるように弁護する(依頼人の利益を考える)ことだと思います。
でもこの弁護士は、自分のミスを弁解したくないために、一方的に弁護を止めたのです。
自分に都合が悪くなれば、相手のせいにして逃げる。
いわば敵前逃亡、大変卑怯な行為ですね。


数多くの弁護士さんとおつきあいをし出すと、それぞれの人間性が見えてきます。
前回の「てにおは弁護士」といい、そういう仕事の基本が忘れてしまった弁護士もいるようですよ。


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2014年09月30日

超・横着な弁護士(証拠読んどいて〜)


裁判では、自分の言い分(主張と言います)を紙に書いて提出します。
本来、裁判はテレビで見るような検事、弁護士、裁判官が証人や被告人に質問する場面があります。
このような尋問形式(面と向かって口で言い合う方法)が裁判の本来の姿なのですが、みんな時間が無くても、そんなことをやっている暇がありません。
だから、尋問をする前に、自分の言いたいことを書類で提出します。
それを「準備書面」「といいます。
本来行うべき証人尋問の前に準備として提出する書類なので、「準備書面」ですね。弁護士が作成します。

さて、そんな「準備書面」。
前回、「証拠だけ出せばわかってくれるだろうはダメ。自分から主張しなければ」と書きましたが、欠陥住宅裁判などでは、技術的な争点も多く、建築士が意見書という形で説明をしたり、意見を述べます。
それが証拠として提出されます。
同時に弁護士が作成する「準備書面」にも、その概要を記載するのが普通です。

たとえば、「この建物は耐震性が基準を満たしていないので問題だ」という争点の場合、私は「基準法にこの部分で違反してるため、この程度の強さしか無い、これを直すにはこれこれの方法で直す必要がある」と書きます。当然に相手からの反論のやりとりがあり、その反論に私が意見書として再反論文を作成するのですが、弁護士が書く「準備書面」でも、その概要を書くのが一般的です。

ところが、ある弁護士は、横着の極みで、
相手に対する反論反証は、堀建築士の意見書の通りである』という一行だけで済ました弁護士がいました。
要は「証拠提出したから、読んどいて〜」という話です。
まぁ、これでも主張したことに変わりは無いのでしょうが、ここまで横着な弁護士は初めてみました。
もちろん、私が作成した意見書を、その弁護士もチェックするのですが、チェックは文法の「てにおは」だけです。句読点の間違い探しをしているだけ・・という弁護士でした。

この依頼人は、地裁でボロ負けに負けてしまったのでおかしいと思って私のところに相談に見えられました。
前回、反論すべきところは反論していないと認めたことになる・・とも書きましたが、地裁段階のやりとりを見ているとそういう部分も見られる弁護内容でした。

そして、私が関わった控訴審(高裁)で、その弁護士が作成した、上のような横着な準備書面を見つけ、地裁がボロ負けだった理由の一端を垣間見たのです。

14-0930.jpgこうなると、弁護士の仕事の放棄ですね。
別の言い回しで言えば、弁護士稼業って、人のためにペンを持って雄弁に語ってくれる仕事ではありませんか。
「準備書面」はその人の言い分(主張)そのものです。それを「証拠提出したから、読んどいて〜」という横着な一行で終わるなら、まさに、そんな弁護士などいらない・・と思うのが依頼者の心理でしょう。
そんな、呆れるほど横着な、ひどい弁護士もいるんですね〜。


よく裁判など金輪際いやだ・・と言う人がいます。
自分の言いたいことを言ってもらえず、横着な弁護をして負ければ、誰だって弁護士にも、裁判そのものにも期待などしなくなるでしょうね。そう思わせる弁護士さまでした。


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posted by WM.Hori at 11:38| Comment(0) |  ○弁護士

2014年09月17日

青い弁護士


人間だれでも「若い時代」を通り過ぎます。「青い時代」です。
何も知らずに社会に出て、青臭く、生意気で、まるで一人で何でも出来るような顔をしています。でも、その青臭さも、世の中にもまれて本当の大人になっていきます。学校をでたばかりはまだまだ青臭い。

弁護士も同じです。
長い勉強を経て司法試験と司法修習生の関門をくぐった人間だけが裁判官や検事、弁護士になれます。でも「青さ」は同じです。もぎたてのリンゴのような「青々とした学問」を手に携えています。

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■契約は無効だ!
ある建築主が問題施工や、約束と違う材料を使っているということで、建物が完成しても一部の支払いを止めていました。そうすると、おきまりのごとく、相手から「請負代金請求訴訟」が行われました。
その弁護を担当したのが、ベテラン弁護士と1年生弁護士の二人の弁護士。しかし、実質的に弁護は1年生弁護士が行っていました。
そして、その弁護士は、「実際に完成したものと説明に食い違いがある。説明に錯誤があるので契約は無効だ」という主張を繰り返していました。
民法でも錯誤による契約解除は認められていますが、「錯誤」なるものを立証しなければなりません。
しかし、そもそもどのように誤解したのかは、人間の心の内部の問題なので、そう簡単な事ではありません。


■欺す、欺された・・似たような錯誤

よく詐欺の立証が裁判のなかで一番難しいと言われるそうですが、「欺すつもりがあった」という立証が難しいからですね。だからこの手の新聞紙上では「私は欺すつもりは無かった」という加害者側の答弁がよく載っていますね。
同様に「錯誤」も「間違って理解した」と言うことなので、乱用すれば、何でもかんでも「錯誤」で許されてしまいます。だから、「錯誤による契約解除」など、民法では明文化されていても、そう簡単には使える武器ではありません

でも、この1年生弁護士。延々と1年もその主張を繰り返していました。
調停の場で、裁判官が「ところで損害額を出す気はないの」と言われて、建築主の方が、何かおかしいと気づき、私に相談をかけてきました。

■ほったらかしのベテラン弁護士
変な弁護をしているなぁ・・と思ってよくよく聞いてみると、やっと真相がわかってきました。
タッグを組んでいたベテラン弁護士はその弁護士事務所の所長なのですが、弁護士会の役員の仕事で忙しく、ほとんど1年生弁護士の仕事のチェックをしていなかったのです。
だから、学問的には問題ないが、実務では扱いにくいと言うことを知らずに、「錯誤」という主張を繰り返していたのです。

このとき、裁判官から、「損害額を主張する気はないの」という助け船がでたから建築主も気がつきました。その1年生弁護士は、それでも気がついていませんでした。

■たぶん
たぶんですが、このベテラン弁護士は、裁判の中で、そのような「錯誤」を主張しても現実には難しいよ・・と教えるつもりで、最初はわざと本人が弁護方針として考えた「錯誤による契約解除」を認めたのだろうと思います。
しかし、自分の役員仕事が忙しくなりすぎて、なにもチェックしないまま時間だけが過ぎ、「錯誤による契約解除」という主張だけがそのまま残った。

その後、まぁ、1年以上放ったらかしにしてきた罪滅ぼしでしょうか、ベテラン弁護士の怒濤の下工作が始まりました。何をどうしたのか知りませんが、水面下で、相手の弁護士事務所と話し合い、和解が成立したようです。

■このとき思いました。
どんな仕事でも、どんな業界でも、知識も大事だが、経験も大事だ!!
車の両輪ですね。
果物も熟しておいしくなる。青いうちはダメ。かといって熟しすぎるのもダメ。

ところであなたの熟し具合はいかがですか?
まだまだですか?ちょうど良い頃合いですか?もう落ちそうですか??
65才定年まで、ほどよい熟し加減を維持するのが難しいですね!!




今もまた「公序良俗違反で契約無効だ」で反論しましょう・・なんて青臭い主張をしようとしている若い弁護士のお手伝いをしています。あぁ〜ぁ!!



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2014年09月12日

そりゃあ、負けますよ!!


建築紛争にはどうしても専門用語や技術的な争点がついて回ります。
たとえば、『基礎』という言葉と意味は、住宅を建てる人ならほとんど知っていますが、『底盤、かぶり厚、主筋、D13、21N/mm2』なんていう用語になるとちんぷんかんぷんです。
ところが、工事の不具合、施工ミス、欠陥住宅と言ったいわゆる工事の瑕疵に関わる欠陥住宅裁判では、このような技術的な用語やその意味が裁判で重大な意味を持ちます。

そしてそのような用語や意味をわかる弁護士などいませんから、これらの裁判では、弁護士と建築士がタッグを組まなければうまくいきません。
でも、それを無視して独走する弁護士もいる、という実例を紹介したのが前回の話です。



■思い出しましたが、まだいました。

ある方が裁判の終盤に相談に来られました。
負けそうなんです!!
14-0912-2.jpgその方の住宅は防火地域に建つ重量鉄骨造の建物なので『耐火皮膜』と言うものが必要です。簡単に言うと鉄骨の柱と梁が火災で燃えないようにロックウールなどの燃えない材料で皮膜をする工事のことで、立体駐車場の梁などによく吹きつけられている材料です。

ところが、この工事費が見積書に計上されておらず、工事もせず、しかし、完了検査はごまかして受けていました。
完全な違法工事だと言うことで裁判をしたのですが、あろう事か、相手は、『当初、耐火皮膜をするには500万円もかかるから、あんた(建築主)が不要と言ったから止めたのだ』というウソの答弁をしてきました。
つまり、やっていないのは違法建築だと認める。しかし、やらなかったのは建築主が不要だと言ったからだ・・という責任転嫁をしてきたのです。そして、その費用を500万円かかる見積書を提出したが、高いので建築主自ら止めたのだという論法です。
しかし、この弁護士が取った態度は、『そう言う約束は無かった』という反論だけだったのです。

たかだか数十坪程度の住宅の耐火皮膜の工事など、せいぜい数十万円程度だということは、工事関係者あるいは建築士なら誰だってわかることなのですが、そんな相場観など知らない弁護士は、『そもそも500万円もかかることはあり得ない。全くのでたらめの金額だ』と反論をすれば良いのに、『そう言う約束は無かった』という反論しか出来なかったのです。


建築工事には、『公的積算資料』という工事単価が公表されています。公共工事の工事費を算定するときにも使われます。これを提出すれば裁判官も必ず納得するほど効果のある公的な価格資料です。
それからはじき出せば、その家の耐火皮膜の工事はせいぜい数十万円程度です。
この『公的積算資料』を裁判所に根拠として提出すれば、相手の言う500万円がいかに嘘っぱちの説明であるかをいとも簡単に説明できるのですが、この弁護士はそう言う面に気がつきませんでした。

というよりも、この問題以外に他にも工事の瑕疵があるのですが、他の瑕疵も含めて全く建築士にも相談せず、自分一人で対処していたのです。そして、技術的な面ではちんぷんかんぷんですから、自分がわかる『言った、言っていない』の何の根拠も示せない水掛け論でしか反論できなかったのです。


そりゃあ、負けますよ!!
一人相撲もいい加減にしろよ!!
弁護士費用を返せ!!



■補足1
なぜ相手が法外な500万円という架空の見積書を裁判で提出してきたのか?
そもそもの発端は、耐火皮膜が必要なのに、見積漏れをしていたが今更言えない、と耐火皮膜をせずに建物を引き渡したのが相手の間違いの元です。
そして、実際にかかる数十万円前後の費用では、世間常識から考えて、建築主自ら「高いので止めます」とは言わないだろうが、500万円という高い金額なら、そういう建築主もいるだろうと考えたのでしょう。
そしてなによりも、今までの裁判で技術的な反論をせず、相手に「この弁護士は何も知らない」と思わせたのでしょう。法外な金額を言っても、相手の弁護士は反論もしてこないだろうと思ったのだろうと思います。
■補足2
裁判ではウソなど平気でつく相手が一杯いますよ!
だから、裁判では、相手のウソを「ウソだ」と論破することも非常に大事なことです。




次回は、下の表のお話です。
今まで関与させていただいた弁護士の方を分類させていただきました。
技術的な問題をどう扱ってくれるのか。弁護士にもいろいろいます。
勝てる弁護士。勝てない弁護士。頭の良さなど関係ないのです。

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2014年09月09日

俺は頭がいいんだ!・・うぬぼれ弁護士


弁護士の仕事の中で医療裁判や建築紛争などは、ある程度専門家(医師または建築士)が関与しないとわからない分野です。ところが、弁護士の中には、『俺は頭が良いんだ』と本気で思い、本気で行動しているお馬鹿な弁護士がいます。

■これは布基礎だ
不同沈下を起こして、家が大きく傾き裁判を起こしました。ところが建築主が依頼した弁護士さん、延々と1年もの間、「べた基礎」を「布基礎」と思い込んだまま弁護活動をしていました。
その弁護士さんは、「○○住宅ネット」に加入している方で、その弁護士にも相談できる建築士はいたし、事実、裁判では、構造的な見解を述べた意見書も建築士の名で提出されていたのですが、どうも自分が必要と感じたときだけ建築士に相談していたようです。
今時、ちょっとネットで調べれば「べた基礎」と「布基礎」の違いぐらいわかりそうなものですが、1年あまりも、「べた基礎」を「布基礎」と思い込んだまま傾いた家の是正方法を論じていました。
でも、ベタ基礎に対して、布基礎の形で是正方法を提案しているので、そもそも相手と議論がかみ合いません。ましてや、裁判官は素人ですから、べた基礎と布基礎の違いを即座に判断できる知識はありません。
たぶん、裁判官も、この基礎はべた基礎と布基礎、どっちが正解なんや〜とよくわからなかったのでしょう。

あまりに、裁判が遅々として進まない。おかしいと思って建築主が私に相談すると、このような実態が浮かび上がってきたのです。
自分は頭が良いんだと誰にも相談せず、勝手な思い込みで一人相撲をして、いたずらに時間だけを費やしていました。
そのため、1年以上かかっている裁判でも、ほとんど進展がありませんでした。

<(`^´)> フンッ

<(`^´)> フンッ

■鼻でせせら笑う弁護士
北海道の方が、とある信州のA社という設計施工業者に家を依頼しました。
打合せには飛行機が必要な距離です。
一種の、今で言うデザイナー住宅的な建物だったので、これだけの遠隔地の業者を依頼したのですが、当然に実際に工事をする業者は、北海道の地元業者です。A社の工事監理など毎回飛行機が必要な遠距離ですから、そうそう監理など出来ません。下請け業者も「つて」などありませんから、電話帳で調べたのでしょうか。初めての下請けばかりです。
監理もしないほったらかしの現場、初めての寄せ集めの下請け業者。つまるところ、欠陥工事のオンパレードでした。

工事途中で私の方に相談があり、建築主の方とA社とが直接交渉をしてもラチがあきません。
その前後に調査報告書を書き、建築主の方に手渡したのですが、裁判をするから弁護士を決めたという話は聞いたものの、その後裁判がどう進んでいるのかの話もありませんでした。

そうこうして、事件も忘れかけた1年後、「裁判がうまく進んでいない」とその建築主の方から受けました。
どうも、弁護士が建築主の意向を無視して、建築士にも相談せず、裁判を勝手に進めていたようなのです。
その方が、「建築士と相談しながら進めないとダメじゃ無いんですか・・」と言って、弁護士から電話があったので、私は、「いくらでも協力しますよ」と言う話をしたのですが、その弁護士は私の話を鼻でせせら笑うように「フン」という態度に終始し、そのとき送ってもらった資料も建築士でも難解な補修方法を相手から提案されていましたが、そんな提案の善し悪しなど判断し、対応など出来るのでしょうか。
その後何の相談もありませんでした。
「自分は頭が良いんだ。建築の事も、勉強すればわかるんだ」とばかりに一人相撲をしていたようです。

<(`^´)> フンッ
<(`^´)> フンッ


このように、自分は頭が良いんだ。
人に聞かなくても、ちょっと勉強すれば何でも対応できるさ。
とばかりにうぬぼれて、一人で勝手に、わかったつもりで裁判を進めるお馬鹿な弁護士も少なからずいるんですねぇ。
依頼した建築主はたまったものではありません。

■後日談
前者の方は、結局弁護士を変え、その後どうなったのかわかりません。
後者の方は、何とか和解で決着を見たようです。


<(`^´)> フンッ

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posted by WM.Hori at 10:41| Comment(0) |  ○弁護士

2014年09月05日

頭の良さは、勝敗に関係しない


そもそも裁判とか、弁護士なんて言葉は極めて縁遠いものです。
一生お世話になることがない人の方が多いのでは無いでしょうか。
そして不幸にして、裁判せざるを得なくなり、提訴したり訴えられると弁護士のお世話にならざるをえません。
なぜなら、裁判には法律書と専門の用語、独特の手順、手続きが氾濫していますから、とても自分で提訴する、自分を自分で弁護するなんて事は出来ません。

では、どんな弁護士が良いのでしょうか。
そもそも、どうやって良い弁護士を見つけたら良いのでしょうか。
そういう難題にぶつかります。

弁護士事務所といっても、そのほとんどは1人から数人の小さな規模の弁護士事務所ばかりですし、商品を店先に並べている小売店とは異なり、サービスたる弁護活動など、外観だけで違いなどわかりようがありません。

■すでに26件の裁判に関わり、10人以上の弁護士と関わると・・・
私は、直接的に裁判に関わっている件数が26件を超えてきました。10人以上の弁護士の方とも一緒に仕事をしました。正直な話、珍しい経験です。
そうすると、何か傾向のようなものが見えてきます。
・どういう状態なら、裁判に勝つのか?
・裁判が長引く要素は何か?
・裁判官って本当に公平なの?
・本人訴訟は出来るのか

それぞれ一定の法則が見えてきました。

その中の一つ
■頭の良さは、勝敗に関係しない
裁判官、弁護士という職業を思い描くとき、「司法試験。浪人。10年目でやっと通る」といった「頭の良さ=勉強の出来るヤツ」をイメージします。
事実、全国に司法試験を通り、裁判官や検事、弁護士の登録をしている人は、全国で2万7千人しか居ません。
それだけ難しい試験で有り、頭が良くなければ=世間で言う勉強が出来なければ通りません。

ところが、今までの裁判を見てくると、実は頭の良さはほとんど関係ないのです。
(注:ここで言う頭の良さとは、いわゆる勉強が良く出来ると言う意味の頭の良さですが)
だから、「あぁ〜。この裁判は、この弁護士の頭の良さで勝ったのだ」「この弁護士の頭の悪さで負けたのだ」という部分はありませんでした。

14-0905.gifなぜかというと、右の図でもわかるように、「裁判って実は、アタもの良いもの同士の争い」なのです。

では、何が勝敗に影響したのでしょうか。
それは、「弁護士個人、個人の人間性」とでも言うべき部分なのです。
今まで見てきたいろんな弁護士の仕事ぶりを見ると、その意味がわかってきますよ〜。
・鼻であしらう弁護士
・ほったらかしの弁護士
・句読点弁護士
・開き直り弁護士
・弱気の弁護士
・青二才弁護士
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posted by WM.Hori at 08:59| Comment(0) |  ○弁護士

2014年07月22日

勝つ弁護士。負ける弁護士。−エリートの数


欠陥工事など住宅トラブルを抱えると、どうしても「弁護士」を頼らざるを得ません。
私も10年ほど前から裁判に関わりを持ち始め、今では10人を超える弁護士さんとやりとりをしてきました。
裁判に関わった件数も25件を超えます。
そうすると、見えてきたものがあります。
それは、裁判に勝つためには、ある方程式があると言うことなのです。
そして、弁護士に依頼をしても『勝つ弁護士と負ける弁護士が存在する』と言うことなのです。

でも、弁護士って、めちゃめちゃ頭が良い〜ってイメージなのですが、そうでもありまんせん。
といってもちろん「アホなの」ではありません。
頭は確かに良いのでしょうが、裁判って実は、頭の善し悪しだけで勝てるものでは無いんですね。
その弁護士、あるいは相手の弁護士の基本的な資質次第で勝てる裁判も負けてしまうことはよくあります

そういう負けそうな裁判だから、堀さん助けて・・と依頼を受けたことも二度三度。
そこから見えてきたものは、意外と、裁判に勝つのは、その弁護士の基本的な資質と問題意識が大きく左右するということだったのです。

その話は追々進めるとして、「頭のいい人たち族」の傾向を見てみましょう。
14-0722.gif


上の図は、最近のエリートさんの傾向です。
難関中の難関である司法試験を通った裁判官、検事、弁護士の数は全体で3.5万人。
医師は、歯科医を入れれば約40万人。(意外と多いですね!)
日本を仕切るキャリア官僚は推定1.5万人。(ものすごく少ないです)
これ以外に企業に勤めるエリート社員がいますね〜。
まぁ。建築士なんて、掃いて捨てるほどの110万人もいます。

でも、頭が良いから勝てるほど、世の中は甘くありません。
どうして、勝てるはずの裁判が負けてしまうのか。
だって、相手にも弁護士が付く。
つまり、頭の良い者同士がやっているので、実は頭の良さは、双方打ち消されて関係無くなるのです。

要約すると、その弁護士の人間性とでも言いましょうか・・。
こんな弁護士に会いました。

・「ふん」と鼻であしらううぬぼれ弁護士
・最初から喧嘩下手な弱気弁護士
・仕事を流すだけの全くやる気の無い弁護士
・開き直り弁護士
・ほったらかし弁護士
・てにおは弁護士等々

ちょっと、そんな話題を続けてみたいと思います。

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posted by WM.Hori at 11:06| Comment(0) |  ○弁護士