2017年07月24日

暑い夏を乗り切る小ネタ集−2(もったいない精神はダメ)


今日は暑い部屋を涼しくするエアコンについてです。

エアコンを使うのがもったいなくて、ついつい、暑さを我慢する・・。
そういう方は多くありませんか?
でもそれは、「断熱が十分でなかった古い住宅での使い方」です。
高断熱化した住宅では、その気持ちは捨てましょう。

でもそのためには、室温とエアコンの関係を理解しないとわかりませんよ。

■室温は、空気だけを下げているのではない。
まずはじめの大きな勘違いは、室温が設定した温度に下がったから、エアコンは効いた!と思っている方がほとんどだと思いますが、実はそうではありません。
エアコンの運転が設定室温になり、静かな運転になるのは、室温が設定室温になったから無く、その部屋の壁や天井の材料の温度が設定室温にまで下がったから、エアコンの運転が止まったのです。

■壁や天井(床)は、室温に同化しています。
たとえば、蒸し風呂のように暑くなってしまった部屋。
この部屋の室温が32℃であれば、壁や天井(床)に使われている材料の温度も32℃近くになっているのです。

■そして、エアコンは空気を介して、一生懸命壁や天井を冷やしている。
空気は、ガスコンロの火を見れば明らかなように、ガス火の直近の空気は暖かくても、少し離れた空気は室温のままです。つまり、空気はあっという間に暑くもなり、冷たくもなるのです。ですから、室内の空気が設定室温に下がっても、部屋の廻りの材料の温度が下がらなければ、壁や天井から放出される熱(輻射熱)によって、いつまでも空気は暖かくなろうとし続けるのです。

だから、輻射熱源である壁や天井(床)が設定室温近くまで下がらない限り、いつまでも暑いです。
エアコンは黙って、それをし続けているのです。(輻射熱源の元である壁や天井に使われている材料の温度を下げている)

■そして、壁や天井の材料の温度が設定室温に下がったとき、エアコンは運転を止めるのです。

これはどういうことを意味するのでしょうか・・・・・・・!
●早めのエアコン運転
部屋が暑くなりすぎたら、それだけ周囲の壁や天井の温度も上がっており、エアコンはそれを下げるために余分な運転が必要になる。
だから、部屋が暑くなってからでは無く、「少し暑くなってきたな」という頃からエアコンをかけた方が良いのです。つまり、エアコンを入れるタイミングは、壁や天井の温度が上がりすぎない時期ということになります。
●1〜3時間の外出なら、連続運転の方が良い
だから、少しの時間(1.3時間程度)外出をして、誰も使わなくても、エアコンは付けて置いた方が経済的なのです。(注:高断熱住宅の場合です)

注:室内の壁や天井(床)の材料の温度は、外気が高ければ、いくら断熱材があっても、少しずつ、少しずつ浸入してきます。そして、高断熱にするほど、熱が入りにくいと言えますね。
注:3,000円ほどの放射温度計というものを使えば簡単に材料の温度が測れますよ。そうすれば、壁や天井に使われている材料の温度は、室温近くまで上がっていることや、この材料が設定室温になるまで、エアコンが運転していることもわかりますよ。検証付きな人はお試しあれ!



17-0724.gif



13-0000.gif
【お知らせとお断り】
★現在、ブログで更新していた記事を、「住まいの水先案内人」のサイトに移転作業中です。
★このブログに「ブックマーク」をつけておられる方は、「住まいの水先案内人」のサイトにブックマークを変更して頂くとありがたいです。
★以前の記事が表示されている場合は、ページを更新してみてください。



↓よかったプチッと一押しお願いします↓
にほんブログ村 住まいブログへ

570-end-2.gif
posted by WM.Hori at 10:31| Comment(0) | 省エネ、断熱コラム
この記事へのコメント