2016年06月28日

建築主が取るべき方策


熊本地震のまとめです。

建築主はどのような方策をとれば良いのでしょうか。
・筋交いはダメ?どんな耐力壁が良いの?
・軸組工法より2X4工法の方が良いの?
・軟弱地盤はダメ?
・間取りはどんな間取りが良い?

そんなことを考えていれば、家は建ちません。

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★教訓1:軟弱地盤では、耐震等級3の建物を建てましょう。
昔から軟弱地盤では地震波が増幅すると言われていますし、現実に丘の上の家よりも、浜辺、川縁近くの家の方が被害は大きいです。そしとて何よりも、都市部の土地の半分は軟弱地盤です。
軟弱地盤に建つ家は、最初から「耐震等級3」の建物を考えましょう。

軟弱地盤でなければ、耐震等級2でも良いかも・・。
なお、長期優良住宅は、耐震等級2あればOKなので、耐震等級3で建てたい場合は、その旨を言っておきましょう。(長期優良だけど、耐震等級は3で計算してください・・と。)

★教訓2:構造計算で計算する
耐震等級の方法は、簡易な壁量計算の方法と、梁の一本一本まで強度を計算する構造計算の2つの方法があります。2階の壁の下に1階の壁がなく、梁だけで支えているような間取りは多いですし、狭い日本でそこまで間取りを考慮しながら考えることも不可能です。
だったら、梁の一本一本、柱の一本一本まで計算する構造計算で耐震等級を計算してもらいましょう。

★教訓3:中古住宅をリフォームするなら、耐震補強は必須
せっかく中古住宅をきれいにするリフォームをしても、耐震補強をしていなければ、大地震で建物が傾けばリフォームに掛けた費用など吹っ飛んでしまいます。中古住宅をリフォームするなら、耐震補強は必須です。

★制震装置はあくまで補助装置、安心材料
よく免震、制震と言った道具を取り付けることが広がっています。でも、これらの装置も実際の大地震の洗礼を受けていないので、実力は未知数です。おそらく、キチンと額面通り働く装置もあれば、約に立たなかった装置も出てくるでしょう。免震、制震装置は、あくまでも耐震等級2あるいは3をキチンと確保した上での補助的な、安心材料と考えておいた方が無難です。

★耐震がわからない業者も未だに多いです。
ここまで世の中が、耐震に気を使う時代でも、耐震についてほとんど勉強していない。耐震等級を正確に説明できない業者もまだまだ存在しています。
住宅会社、建築士=耐震に詳しいと、決して思わないことです。

次回は「耐震がわからない業者も未だに多い」というごくごく最近の3つの事例をご紹介します。



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posted by WM.Hori at 17:14| Comment(0) | 熊本地震に思う
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