2016年06月17日

アパートはなぜ倒壊したのか


南阿蘇村でアパートが倒壊し、学生11名が生き埋めになりました。
このアパートはなぜ倒壊したのでしょうか。
あまり古そうにみえなかった学生専用アパートなのですが、よく報道された横に長い建物は1981年前後の建物のようです。築35年です。
途中に一度、全面リフォームをしたようなのですが、そ耐震補強はしていなかったようです。
そして、当時の建物なので筋交いは、釘で留めているだけの極めて弱いものでした。

16-0617.gifつまり。
築35年と古く、リフォームはしたものの耐震補強はせず、そのため筋交いなども釘で留めているだけ。
しかも図でわかるように、学生用なので一つの区画が小さく、縦に細長い間取りなので左右の壁は玄関横の浴室前に一つと、トイレ付近だけで、洋室の窓側に有効な壁はありませんでした。当時、耐力壁のバランスを定めた法律などありませんでしたから、筋交いなどの位置が偏っていたとしても問題は無いと見なされていたのです。

★古い建物はその時代に応じた耐震補強をしておかないとダメ。
私たちの自宅も同様ですね。仮に築25年〜30年程度経って大規模なリフォームをするなら、その時代に対応した耐震リフォームをしていないと、いざ大地震に遭遇し自宅が倒壊してしまうと、リフォームにつぎ込んだお金など無駄金と化してしまいます。



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posted by WM.Hori at 09:34| Comment(0) | 熊本地震に思う
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